こんにちは。
みなさん。一生懸命塾ってご存知でしょうか?
株式会社もろいという会社が運営している人材育成塾です。プロモーション動画も一応はっておきます。
よく就活生をターゲットに、駅前などで「こんにちは~ちょっとお話いいですか~」と聞いてくる人たちです。オレンジ色の服をきて募金していることもあるみたいです。
ネットではかなり評判悪い書かれており、一種のカルト集団的なコメントも見られます。
ぶっちゃけます。実は僕は就活生のころ、一生懸命塾のオフィスまで話を聞きにいってしまい、入会寸前までいってしまったことがあったんですw
今回は、一生懸命塾と僕とのやり取りを何も隠さず赤裸々にかいていきます!
一応先に書いておきますが、この体験談は完全に僕の独断と偏見が含まれています。特定の組織の誹謗中傷をする意図はないので、その点お含みおきください。
(僕個人としては、マイナスの印象を抱いていますが・・)
一生懸命塾という団体から話を持ちかけられたけど、どんな団体なのか不安という学生のみなさんは是非参考にしてみてください!
ある日、道ばたで声をかけられる。その後は電話の嵐。
大学3年生の頃、学生団体の活動として新宿の道ばたで募金活動を行っていました。(もちろん警察署の許可を得て)
するとサラリーマンみたいなトコトコ歩いてきて、
アンケートは5問くらいのしょーもない質問しか書いていなかったですが、僕はなんの疑いもなく名前と電話番号を書いてしまったのです。
まずはアンケートで個人情報をとられる
その後僕は就職活動に邁進していたのですが、土曜日の朝いきなり知らない番号から電話がかかってきたのです。電話にでるとこの間の謎のアンケート男でしたw
先日のアンケートをみて、是非ひろみつさんにうちの塾の紹介をさせていただけないでしょうかぁ~??
ほんの少しの時間なんで!是非飯田橋のオフィスに来ていただけませんか?今日特に予定はないですよね?
僕は「就活塾」というワードを聞いて少し気持ちが動いてしまったんです。内定が取れるか不安な就活生の弱い心ににつけこまれた感じ(笑) (←バカだと笑ってくださいw
そして飯田橋の一生懸命塾の本拠地に足を踏み入れてしまったのです。
電話がかかってくる
謎のカウンセリングを受ける
オフィスにいくといくつか丸テーブルが置かれ、受付らしきものがあり、会議室がありました。壁にはオレンジ色の服を着た精鋭たちの活動写真がずらーーっと貼られていました。
僕は奥の個室に案内され、一枚の紙を渡され記入するよう言われました。そこには次の質問が書かれており、自分の状況をパーセンテージで回答するというものでした。(うる覚えなのでご容赦ください)
- 今の学生生活の満足度は何パーセントか?
- 将来に不安な気持ちが何パーセントあるか?
- 自分に対してどのくらい自信があるか?
- どのくらいコミュニケーションに自信があるか?
たぶんふつうの学生は控えめに60%あたりを回答してしまうんでしょうが、当時の僕は学生団体を代表として率いていたり、海外にもたくさん行けて充実していたこともあり、学生生活の満足度は100%と回答したんですw そのほかの質問に対しては80%と回答しました。
それを男にわたすと、
むこうの何て言い返していいのかわからず苦笑いしていました。
ネットにも書いてあったのですが、アンケートの結果を見て最初に自分がいかにこのままだとマズいかを語られ人格否定されるそうです。でも僕のアンケート結果はツッコミどころがなかったので、すこし焦ったんだと思います笑)
いまの満足度を調査してくる。
うかつに答えるとそこにツケ込んでくる可能性あり。
と組織の説明をしだしました。
一生懸命塾はすごい評判がよく、内定率は驚異の98%だとか、僕は大学の頃バイトのお金をすべてこの塾に使っていまではすごい良かったと思っている、とか。
一通り話がおわったところで、僕はどうしても聞きたかったことを切り出しました。
僕の唐突な質問にすこし驚いていました。
一生懸命塾には学生になりすましてTBSのカメラが潜入捜査したんです。そこでおもいっきり人格否定をされた映像が報道され一気に評判が悪くなりました。
男からの回答にあまり納得はできませんでしたが、体験授業をオススメされたのでついでに受講していくことにしました。ちなみに体験授業は500円です。
説明が終わったところで、体験授業を受けることになる。
今でも覚えている、あの奇妙な講義。。
僕はビジネスに活かせるコミュニケーションなんちゃらという体験授業を受けました。
既に会員になっている学生5人も僕と一緒に授業を受けることになりました。一人は拓殖大学の人であと数人は忘れました。
講師らしき人は20代後半くらいの女性でした。さっそく授業がはじまります。
僕はとくに手を挙げずにいました。そしたらガチで驚きました。周りの学生たちが狂ったように手をピーンと高く上げて大きな声で、
はああああーーーああい!
と叫んでいたのですw
マジであれはビビりました。がちで。
個人的な所感で申し訳ないですが、なんというか、、何かにとりつかれてる信者のような印象を抱かざるを得ませんでした。
僕が黙っていたことをダメだと指摘され、一番に指されるようアピールしなければならないと言われました。
そしてもう一度やり直しをくらいます。
はああああーーーああい!
「・・・・。」
僕も一応、手を挙げました。
そしたら講師は僕にむかって「それでは自己紹介をおねがいします」と言いました。
大学名、就活生であること、今日きた理由などを話したら全員から拍手喝采をくらいました(笑)
となぜか褒められました。
その後、50分ほどの講義が続きました。
今でも覚えている違和感があります。それは講師の人が解説するときに、まるで演劇のようなオーバーな抑揚を入れながら天を見上げて話すのです。
的な宗教チックなセリフを、演劇部かと思わせるような話し方(抑揚はきかせているが、そこに感情は入っていない棒読み的なかんじ)で解説するのです。講義中は適宜コミュニケーションをとって褒められたりするんで慣れちゃう人は慣れるかもしれません。
でも僕は、正直途中からすこし怖くなりました(笑)
こんなかんじで講義が終わりました。
体験授業は独特の雰囲気がある。慣れない人は引いちゃうかも。
さいごに既存メンバーから入会を勧められる
体験授業が終わったところで先ほどの男から「どうだった?」と聞かれました。
とあたりさわりないことを応えると、
と言い、短髪メガネの男を呼んできました。その人に僕の経緯を男が説明すると、
と入会を勧められました。その人は不自然な笑みを浮かべながら、ずっと話しかけてきました。
何ともいえない違和感を覚えました。
その後、受付のほうに案内され正規入会の申し込み用紙を記入させられました。
正規会員の申し込み用紙を記入してしまった
いや~僕もここで断れれば良かったのですが、長時間その場にいると心理的にどうしても断りにくい気持ちになってしまうんですよね。人間の弱いところ。
名前・住所などを記入し、あとは入金手続きのみの状態になりました。
と言われましたが、10万円ちかい大金は持っているはずもないので入金手続きは後日にしてくれと言いました。いきなり請求くらってガチでビビりました。
このままだとマズいと思い、一回家に帰ってから対応すると言って逃げてきました(笑)
家に帰って、いったん冷静な気持ちになりました。
客観的に今日の出来事を考えてみると、やっぱり怪しさは否めないことに気付いてきました。
いきなり電話がかかってきて、授業をうけさせられ、あげくのはてに10万円ちかい入会金を請求されるという。普通じゃないなと。
正規入会金を請求される。
入会取り消しを申し入れる
入金を放置していると、翌日男からまた電話がかかってきちゃいました。
断ろう、と思い電話にでました。
と言い放ち、電話をきりました。
これで僕の闘いはおわったのです。
入金フォローが電話でくる。
まとめ:一歩外からいまの状況を見てみよう
僕と同じような経験をする人も中にはいるかもしれません。
自分の経験をふまえて言えることは、「おいしい話には、必ず裏がある」ということ。
内定がとれないですよ、という不安をあおられると冷静な判断ができないものです。数年たったいま客観的に当時の状況を振り返ると、僕は簡単に口車にのせられていただけだと痛感しました。
冷静な判断ができていないかも、と思ったら「一歩外からいま自分が置かれている状況を見てみる」ことをオススメします。紙に書いてみると、より客観的に把握することができますよ。
自分の中に『不安』があるとそこに付け込まれるケースはほんと多いです。将来の自分に不安を感じていて、何をしたらいいのかわからない人は下の記事をご覧ください。地に足のついた学びがないと現実は変わりません。
参考になれば幸いです!今回は以上です。